備忘録⑤今年したこと〜テイデ登山（下調べ編）

テイデ山（3718m）はカナリア諸島、テネリフェにあります…というかテネリフェ島自体がテイデ火山の延長上にある世界第3位の火山島です。テイデ周辺は国立公園であり、ユネスコの世界遺産に指定されています。

奥がテイデ山。パラドール付近から撮影。

頂上に登るには、２つの方法があります。

① ロープウェイ🚡（Teleférico）に乗る場合:  乗り場は約2300mの高度に位置し、3550mの登頂登山口まで一気に登るスグレモノ。

  な〜んだ。200m登るだけ😏と思う人もいるかも知れませんが、高所順応せず山頂付近に着いて気持ち悪そうにしている人も少なくありませんでした。また3550mの山頂登山口から先に行く人はあらかじめ許可証を取得しないといけません。それなりの装備が必要であることも注意喚起されています。

  というわけで山頂登山には予約が必須ですが、ケーブルカーの当日券は存在しているそうです。「そうです」というのは、現実的には予約はいつも一杯だからです。当日券がなく「せっかく遠くから来たのに‼️🤬」って、怒って帰る人を何人も見ました。朝9時から予約できます。英語ページもありますので、行きたい人はどうぞ。

https://www.volcanoteide.com/en

すでに述べたように、一日あたりの登頂人数を制限しているので、登頂許可を取る必要があります。英語ページはこちら。

https://www.reservasparquesnacionales.es/real/ParquesNac/index.aspx?ii=6ENG

 ⚠️注意点:  山頂登山口にはしょぼい自販機しかありません。お腹が空いたら（本当に）大変なので準備しておくことをすすめます。また常夏のカナリア諸島とはいえ、頂上付近は寒くて風が強いです。山頂付近の滞在時間（制限があるはず）も考慮する必要があります。

 ② アルタビスタ小屋Refugio de Altavista  （3260）で一泊して登頂: この場合登頂許可証が必要ありません👍 ただし予約が不可欠。ベッドが空いていても予約せねば泊まらせないと聞きました😳。ケーブルカーの帰り券もセットで予約できます（した方がいいと思う）。3カ月ほど前からベッドが埋まり始めます。

 ⚠️注意点。まず必ず予約時の紙を印刷して持すること、身分証を忘れないこと。やはりラテン系（❓）なのか結構問題が生じていたので…予約サイトはこちらです。

https://www.volcanoteide.com/en/volcano_teide/hiking/altavista_mountain_refuge ごはんは自炊。二段ベッドが並んだ、清潔なお部屋でした。水は飲めませんので注意です。自販機はありますが、結構高め。両替はしてもらえます。

 ◎旅行者にありがちな問題: 徒歩であろうとケーブルカーであろうと、帰るのが一苦労。ケーブルカー乗り場にバスなどの公共交通機関がありません😨バスの乗り入れがあるのは、海抜2000mぐらいに位置している国立公園内の唯一の国営リゾートホテル、パラドール デ ラス カニャーダス デル テイデ（Parador de Las Cañadas del Teide）のみ。しかも1日1本。レンタカーあるいはツアーに参加する方が安心かも。

☆大いに議論（口論❓）した結果、私たちは2度テイデを登ることにしました。

1度目:（滞在先la Orotava ラ・オロタヴァという町からテイデ山頂を往復。山小屋泊）

→国立公園の観光案内所や駐車スペースがあるエル・ポルティーヨEl Portillo（1981m）に車を置く

→Montaña Blanca（2348m）経由（注）でアルタビスタ小屋（3718m）に一泊

→ケーブル降り場付近の（3550m）山頂登山口に

→テイデ山頂でご来光（遅れた…😢）

→ケーブルカーで下山🙂

→パラドールで休憩🥪🍺🤤

→エル・ポルティーヨに戻り、車でオロタヴァにあるホテル🏨に

★１日目距離→el portillo ・Montaña Blanca間10.5km＋Montaña Blanca・山小屋間7km＝17.5km／高度差1700m）

（注）本来はel portilloからrefugio de Altavistaまで直接行くつもりだったのに、相方の悪魔ちゃん😈の誘惑に負けて寄り道。その結果とんでもないことに…💣（後述）

★2日目距離→山小屋-山頂間2km＋ケーブル-パラドール間4km＋パラドール-エル・ポルティーヨ間17km=23km）

◎別の日の 2度目「ただケーブルカーを経験したい＆パラドールに泊まってみたい」コース: ケーブルカーで登山口に行き、降りるだけ、山頂にはいかない。パラドール泊。

⇨ ケーブルカーは結構スリリングで、降りてすぐの空気の薄さに適応できなかったのか、かすかな頭痛がしました。パラドールでは温室プールやジムがあります。私たちはプールを楽しみ、夜は空いっぱいの星を堪能しました。山小屋では😈のせいで、あんまり堪能できなかったので…（後述）。

テイデ登山は予想だにしていなかったハプニングの連続😱それを乗り越えたおかげか、夫婦の絆も深まりました…（❓）